| 当日のもよう |


パネラーは左より、 ●天野勝利(あまのかつとし)ー日本プロ友釣り協会会長代行。下呂市の至宝とも言える釣り名人。メディアにひんぱんに登場。国内外の河川を熟知。下呂市萩原町の民宿、食事処「あま乃」は釣り客でいつも賑わう。
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●国武 大殻(くにたけ ひろき)
名古屋市在住のフライフィッシャー。渓流のフライフィッシングに対する知識とテクニックは特筆すべきで、特にミッジ(極小の水生昆虫)フィッシングについては国内でも屈指。馬瀬川にもよく通い河川環境に詳しい。
●神谷 清(かみや きよし)
恵那漁業協同組合 代表理事組合長
岐阜県中津川市在住。平成9年理事に就任。河川管理副委員長。平成11年河川管理委員長。平成15年副組合長兼業務委員長。平成18年より代表理事組合長。
●老田達男(おいだ たつお)
馬瀬川上流漁業協同組合 副組合長 ●浅野 篤志(あさの あつし)
岐阜県河川環境研究所 部長研究員兼下呂支所長。 平成19年4月から下呂支所長。 現在の下呂支所には、水産試験場時代の昭和62年と昭和63年に勤務していた。これまで(財)岐阜県魚苗センターの施設整備や魚道の整備に携わってきた。水産関係の法律に明るい。
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恵那漁協組合長の神谷さんは、ミニ講演で阿木川ダムで琵琶湖産の鮎が代々ふ化を繰り返し、10年前から魚道で稚鮎を採捕し管内の支流に放流している実態を紹介。琵琶湖産の系統なので縄張り意識が強く元気よく、本来の友釣りの醍醐味が味わえます。馬瀬の老田副組合長は当漁協管内の岩屋ダムが水温等似たような状況にあり、岩屋ダムの堰堤に魚道を作り、さらに途中にある西村ダムもつなげて馬瀬川産の鮎ができるのではないか、と夢を語ります。
誰よりも馬瀬川によく入る天野さんは、本年度より始めた渓流魚の天然資源保護と釣果を求める釣り客の要望を両立させる区分け(ゾーニング)の馬瀬川の試みを指摘。続けて河川環境を |
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| パネル展示では下呂市馬瀬中学校の岩屋ダムにおける生態系研究や中学校が独自に取り組むゴミ拾い活動の紹介、また下呂市馬瀬中切小学校での総合学習で馬瀬川の源流から河口までの見学調査、その他環境学習など紹介 |
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守るために融雪剤の使用制限や、生活排水の一層の浄化の必要性について触れました。馬瀬川の水質については、定期的な水質検査やカワゲラウォッチング(学校による水生昆虫の定点観測)などの取り組みがありますが、その精度や広報について一層充実していけるものとNPOは考えています。
フライ釣り師の国武さんは治水工事のため川が直線化し、大水に際して魚の逃げ場がなくなっていると発言し、また天候に左右されずシーズン長期営業できる管理釣り場を設置すれば都会の若い釣り愛好者を取り込むことができると示唆しました。
岐阜県河川環境研究所の浅野下呂支所長は、渓流魚の生態の解説の中で、過去の渓流魚の稚魚放流による生態系の乱れや(いわなは1川に1種と呼べるほど遺伝子が異なり、斑点が美しいあまごがヤマメの生息地域である日本海側に放流されたこともある)、冷水病対策にまだ決め手がないことなどを説明。また河川に関する規制が環境重視にシフトしており行政の姿勢も変化していること、そして河川環境を守る漁協の経営についても法制面から触れました。
馬瀬川上流漁協は「9月の利き鮎大会で日本一の栄誉を獲得したが、おごることなく昔のような胸を張れる鮎が釣れる川にしたい。柳やアシを植えてみたり魚の住みやすい川にするためさまざまな試みを進めている。これからもいろんな方面の方々の意見を聞き努力したい」と語りました。
パネル後の質疑応答では、釣りだけではなく森林や地球環境といった広い視点から取り組むべきだと言った意見などかなりのやり取りがあり、終了予定時刻を30分以上超過しました。NPOは今後も地域内外の人たちと連携しながら、馬瀬川の環境保全活動という重いテーマに取り組んでいく予定です。 |
なお、当日参加した方々からパネルディスカッションについてアンケートを実施しました。過半数が「川の環境が悪くなっている」、また「河川に対する行政の支援、取り組みは変わらない」と考えていることが気になります。 結果はこちら(pdf) |