NPO法人馬瀬川プロデュースは、清流馬瀬を軸に地域づくりを目指します。
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2008年10月5日(日) 清流馬瀬川講演会 および馬瀬川クリーン作戦
開催しました

●清流馬瀬川講演会およびパネルディスカッション AM9:30-12:00

昨年は日本一美しい村連合への加盟、日本一の味覚の称号を受けた馬瀬川上流の鮎。また、今年は馬瀬川上流が平成の名水百選に選定されました。こうした賞や認定を受けるのも馬瀬川の美しい水の流れがあるからです。当NPO法人では、毎年全国で700以上の団体が参加し実施される「身近な水環境一斉調査」に初めて参加しました。この調査結果を活かすため、その主催者を招き「全国の河川の水質状況」について講演会を開催しました。 講演に引き続き「美しい川の流れを生かそう」というタイトルにてパネルディスカッションを開催。
●場所 下呂市馬瀬中央公民館 大会議室 地図
●講演会講師 佐山公一 みずとみどり研究会事務局(東京都)
●パネラー 佐山公一
須田誠一
中川護
老田達男
田立哲也
各務博人
みずとみどり研究会事務局(東京都)
NPO法人木つつ木倶楽部(岐阜県関市)
NPO法人馬瀬川プロデュース
馬瀬川上流漁業協同組合
NPO法人飛騨小坂滝200
岐阜県環境生活部地球環境課

●講演会および パネルの要旨
- CODは水中の有機物を把握するのには有効だが窒素や燐はカバーしていない。水質や水生生物など総合的に判断をして環境をとらえることが必要。
- 馬瀬川は川の石につくコケを食べる鮎で知られている。ここのコケは昔に比べて黒っぽくなり量も増えたように見える。新鮮なコケが減ったことにより数十年前に比べると鮎の味も低下したように思える。
- 生活排水に含まれる窒素や燐は浄化槽でも除去することができない(この村のほとんどの家庭には浄化槽が整備されている)。
- 農家を手助けする肥料や除草剤が富栄養化に寄与しているかも知れない。
- 上流の河川は浅い早瀬と深い淵が連続する構造が健全。早瀬では酸素が水中に取り込まれこれにより有機物と窒素や燐を分解するバクテリアが活発化する。馬瀬川の水量は昔に比べ減ったように思う。これは心配なことだ。
- 水量が減った原因の1つは森林が適切に管理されてないことかも知れない。飛騨地域は杉やヒノキの供給地として知られてきたが、ここのところ安価な輸入材のため森林所有者は間伐などの適切な手入れが難しくなっている。そうすると森林の土壌が不安定になり雨水を保持する能力が低下し、大雨の際は洪水になり平常時は渇水になる。
- 河畔にある柳やヨシは窒素、リンなどを伏流水から吸収し清浄化に役立つ。1997年の河川法改正に伴い、自然の浄化プロセスを活かした河川改修が行われるようになった。
- 今回の全国一斉調査により分散していた市民団体がつながれるようになった。またお互い事例から学んだり協調することもできる。


(写真左) 急流の瀬が酸素を河川に供給する. (右) 馬瀬川の水生昆虫。ヘビトンボ、ヒラタカゲロウとトビケラ
(写真左) 中学生が河川清掃で拾ってきたいろいろなゴミ  (中) 小学生も河川清掃に参加する (右)鮎の稚魚を外部から購入し放流する。地元漁協の好意により小学生も放流体験ができた

●馬瀬川クリーン作戦 PM13:00〜15:30

毎年恒例、春と秋の河川清掃活動です。無事に終えた夏シーズンを振り返り、清流馬瀬川を美しく保つためゴミ拾い。この日は有志10名が集まり上流から下流まで散開。2時間半で100kgを拾ってきました。特に上流で夏にキャンプ使用されたところでのゴミ捨てが目立ちました。
▲タバコの吸殻 ▲コンビニ弁当の包装 ▲空き缶、ペットボトル
モラルの低さが気になりました。
河川清掃活動は、NPO法人だけでなく、他の地域内団体も定期的に続けています。美しい馬瀬川をいつまでも守りたいものです。

NPO馬瀬川プロデュースについて

2006年7月、旧馬瀬村の将来を憂慮する十数名が集まり、馬瀬川プロデュースを設立しました。7月2日に設立総会を開き、10月26日に岐阜県より認証を受けました。

馬瀬村は、2004年に、益田郡の4町と合併し下呂市になりました。しかし下呂市に合併後も、とまらない人口減少を見て、このままでは共同体の存続が危ういという危機感を強く持ってのことです。
馬瀬地域には清流馬瀬川という優れた自然資産と、それを育む豊かな森がありますが、近年その自然環境も悪化が指摘されています。我々は清流馬瀬川を軸に、環境保全・自然体験・交流活動その他を通じ、地域存続のための一助となることを狙っています。

 
 
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