| 成魚放流について一言。もちろん天然魚と遊べる方がいいのですが、現代の国内河川は30年前のように多くそして多種の魚がいるわけではありません。理由には、例えば1)ダムが河川を分断し、サケやマスが海へ下りまた川へ戻ることを不可能にしている、2)河川の生態系を考えず設置した平らな護岸が出水時に魚がとどまることを難しくしている、3)養魚場内でマス類を繰り返しふ化させることにより、多くの稚魚も成魚も秋になる降海型になってしまう(いったんダムまで下ると魚道がないので戻って来れない)、などがあります。1977年の河川法改正は治水(例:護岸)や利水(例:ダム)のみの重視から余暇や観光の要素も考慮するようになりました、漁協や釣り師などの利用者にとり産業化が進む以前の状況に生態系を戻すのは長い道のりがあります。
講座では触れられなかったが、ルアーメーカーのバスデイは海外市場へも進出しているそうです。国内釣り市場は飽和状態でまた老齢化が進んでいますが、国内での厳しい競争は(世界的にも)技術面での進歩を育み、バスデイは最近中国の青島に工場をオープンしています。製造モデルは南アメリカ、ロシアやヨーロッパにOEMブランドで売られているそうです。将来、馬瀬川を舞台に釣り分野での国際交流ができればと考えています。日本の渓流と周囲の自然、国内に自生する魚類とそれに応じた漁法など、外国に見せるべきものは多くあるはずです。 |